神河ヒルクライムは、兵庫県神河町で開催される有名なヒルクライムレースです。後半の急勾配の山岳コースが特徴で、この挑戦的なルートを攻略するためには、事前の準備とペース配分が重要です。この記事では、神河ヒルクライムに出場するサイクリスト向けに、目標タイムを達成するための戦略やコース情報をご紹介します!この記事を参考にして、神河長のてっぺんを目指しましょう!
神河ヒルクライムの概要
神河ヒルクライムは、2018年から毎年7〜10月ごろに兵庫県神河町で開催されている、約500人規模のレースです(最近はずっと10月開催です)。コースは全体で約17km、獲得標高は770mと中級クラスで、初心者から上級者まで幅広いサイクリストに人気があります。
- 場所:兵庫県神河町
- 開催日:2024年10月(詳細は公式サイトをご確認ください)
- コース:距離 16.8km、獲得標高 770m、平均勾配 4.5%
- 参加費:中高生 6,000円、一般 10,000円
- 定員:500名
レースの公式サイトはこちら!
出場カテゴリーは、年代別クラスとオープンクラスがありますが、ロードバイクのみ表彰で、他は対象外です。トップを目指すライダーには、脚に自信のある猛者たちが集まる「チャンピオンクラス」が用意されており、各クラスで激しい競争が繰り広げられます。
- ロード男子 チャンピオンクラス
- ロード男子 中学生以上〜39歳以下
- ロード男子 40歳以上〜59歳以下
- ロード男子 60歳以上
- ロード女子 中学生以上
- オープン 中学生以上 ※表彰対象外
コース詳細
神河ヒルクライムのコースは計測区間が16.8kmで、標高差770mを一気に駆け上がります。前半はほぼ平坦ですが、徐々に緩斜面、坂が現れ、後半に差し掛かるところで勾配が一気に上がり、そこでレース展開がガラッと変わります。
コースマップも公式サイトから確認できるよ
前半約10kmはほぼ平坦と緩斜面で平均勾配は大体2.5〜3%くらいだと思います。後半約7kmはStravaセグメントを見てもらうとお分かりの通り、平均勾配7.8%のザ・ヒルクライムといった感じです(^^;;
過去のレース記録
神河ヒルクライムの過去の優勝タイムは、37~39分台です。45分を切れば優秀、42分を切るとかなり優秀、40分を切ると豪脚で全国でもトップレベルと言えるのではないでしょうか。
2022年の優勝タイムは38分45秒、 2023年は37分36秒でした。
レベチですwww
私は、一度だけ参加したことがありますが、43分台でした^^
過去のレース結果も公式サイトよりぜひご覧ください!
直近3年分のカテゴリー別(表彰対象のみ)の上位3位までのタイムを表にまとめてみましたので、参考程度にどうぞ!年々レベルが上がってきていることがわかります^^; 今年はどうなるのでしょうか、、、
1位 | 2位 | 3位 | |||||||
2019 | 2022 | 2023 | 2019 | 2022 | 2023 | 2019 | 2022 | 2023 | |
ロード男子 チャンピオンクラス | 39:29.30 | 38:45.95 | 37:36.84 | 39:45.47 | 39:21.60 | 38:50.54 | 40:23.56 | 39:56.96 | 39:14.32 |
ロード男子 中学生以上〜39歳以下 | 41:30.80 | 40:12.37 | 40:28.15 | 42:30.56 | 40:16.73 | 40:31.81 | 42:43.63 | 41:08.27 | 40:48.75 |
ロード男子 40歳以上~59歳以下 | 41:16.66 | 39:56.80 | 39:57.59 | 41:22.91 | 40:44.14 | 40:01.69 | 43:19.80 | 41:16.48 | 40:24.88 |
ロード男子 60歳以上 | 49:46.43 | 49:20.08 | 46:52.73 | 50:40.22 | 49:26.77 | 47:15.51 | 53:47.93 | 49:41.77 | 47:33.16 |
ロード女子 中学生以上 | 51:22.30 | 51:05.36 | 49:01.56 | 52:46.03 | 53:02.45 | 51:09.35 | 57:46.05 | 55:04.32 | 52:10.18 |
目標タイムに向けた経過距離別タイムガイド
目標タイムに向けて、1kmごとにだいたいどのくらいのタイムで走れば良いか、過去の走行データを分析し推測してみました。もちろん、この通り走れば良いというわけではないですが、参考になるかと思います。
データはStarava上のログをいくつかサンプリングしました。
距離 | 目標タイム | |||||||
35分 | 40分 | 45分 | 50分 | 55分 | 60分 | 65分 | 70分 | |
1km | 1:36 | 1:50 | 2:03 | 2:17 | 2:31 | 2:45 | 2:58 | 3:12 |
2km | 2:59 | 3:25 | 3:50 | 4:16 | 4:42 | 5:07 | 5:33 | 5:58 |
3km | 4:35 | 5:15 | 5:54 | 6:34 | 7:13 | 7:52 | 8:32 | 9:11 |
4km | 6:15 | 7:08 | 8:02 | 8:55 | 9:49 | 10:42 | 11:36 | 12:30 |
5km | 7:53 | 9:00 | 10:08 | 11:16 | 12:23 | 13:31 | 14:38 | 15:46 |
6km | 9:36 | 10:58 | 12:20 | 13:43 | 15:05 | 16:27 | 17:50 | 19:12 |
7km | 11:22 | 12:59 | 14:36 | 16:14 | 17:51 | 19:29 | 21:06 | 22:44 |
8km | 13:18 | 15:12 | 17:06 | 19:00 | 20:54 | 22:48 | 24:42 | 26:36 |
9km | 15:03 | 17:12 | 19:21 | 21:30 | 23:39 | 25:48 | 27:57 | 30:06 |
10km | 17:07 | 19:34 | 22:01 | 24:28 | 26:55 | 29:21 | 31:48 | 34:15 |
11km | 18:20 | 20:57 | 23:34 | 26:12 | 28:49 | 31:26 | 34:03 | 36:41 |
12km | 21:05 | 24:06 | 27:07 | 30:08 | 33:09 | 36:10 | 39:10 | 42:11 |
13km | 23:54 | 27:19 | 30:44 | 34:09 | 37:34 | 40:59 | 44:24 | 47:49 |
14km | 26:48 | 30:38 | 34:28 | 38:18 | 42:08 | 45:57 | 49:47 | 53:37 |
15km | 30:25 | 34:45 | 39:06 | 43:27 | 47:48 | 52:08 | 56:29 | 60:50 |
16km | 33:43 | 38:32 | 43:21 | 48:10 | 52:59 | 57:48 | 62:37 | 67:26 |
ゴール | 35:00 | 40:00 | 45:00 | 50:00 | 55:00 | 60:00 | 65:00 | 70:00 |
神河ヒルクライム攻略のための装備と準備
神河ヒルクライムへ向けた、練習メニューをご紹介します。
練習メニュー
1. 長時間の登りを想定した持久力トレーニング
神河ヒルクライムは、全体で約16.8kmの距離を登り続けるレースなので、持久力を鍛えることが重要です。例えば、目標タイムが45分〜60分の間の場合、30分から60分間のテンポ走またはSST(Sweet Spot Training)のトレーニングを取り入れることで、体力と脚力をバランス良く鍛えられます。これにより、長時間の登りでも安定したペースを維持することができるようになります。
2. インターバルトレーニングで脚力強化
急勾配の登りでは、短時間で高い強度を維持する必要があるため、インターバルトレーニングも効果的です。特に、短時間(3分〜5分)で最大限の力を発揮するVo2maxトレーニングを取り入れると、勾配が急な区間でもペースを維持できるようになります。また、強度の高い区間を反復することで、脚力と心肺機能を効率よく強化できます。
3. ローテーションの練習
神河ヒルクライムの前半は平坦や緩やかな区間が続くため、集団でのローテーションを活用することが重要です。集団走行をすることで、エネルギー消耗を抑え、スムーズな走行が可能になります。普段からチームや仲間とローテーションを回す練習をしておくと、レースでのタイム短縮が期待できます。以下の点に注意して練習を行いましょう:
- 一定の間隔を保つ:前のライダーと距離を保ち、接触を避ける。
- 交代時にスムーズに入れ替わる:合図を使って交代し、無理に加速したり減速したりしない。
- 斜め後ろに位置する:真後ろではなく少し左右にずれることで安全を確保しやすくなります。
無理にローテーションに入らず、自分のペースで走るのも大事です!
4.ペース配分
神河ヒルクライムは前半と後半で勾配が全く異なるため、ペース配分が成功の鍵となります。前半の緩やかな区間で無理にペースを上げすぎてしまうと、後半の急勾配で体力が尽きてしまう可能性があります。目標タイムを設定している場合、レースコースに似た地形で練習を行い、各区間でのペースを意識して走ることが重要です。前半で力をセーブし、後半の登りに備える戦略を立てましょう。
実際に私は、1をメインでやっていました!
結論
いかがでしたでしょうか?神河ヒルクライムは、持久力が求められる挑戦しがいのあるレースで、しっかりとした準備が鍵となります。
今回ご紹介した持久力トレーニングやインターバルトレーニング、ローテーションの練習を取り入れることで、レース本番でも効率的に体力を温存しつつ、最後まで力を出し切ることができるでしょう。また、ペース配分を意識した走り方も、目標タイム達成には欠かせません。
ぜひこの記事を参考に、神河ヒルクライムに向けて準備を進めてみてください!しっかりとトレーニングを積んで、自分のベストパフォーマンスでゴールを目指しましょう!