こんにちは!ついにCursorを導入したソフトウェアエンジニアのしぐまです。今回は、VSCodeライクなAIコードエディタ「Cursor」を導入したら、想像以上の爆速開発ができた体験談を共有したいと思います。実際にChrome拡張機能を開発してみて、その威力に驚いた話です。

米国のやべえエンジニアがやべえAI作ったって感じです
Cursorとの出会い
普段の開発では、VSCodeとPHPStormを使い分けていました。ChatGPTのPlusプランに加入していて、文章校正やアイデア出しはもちろん、コーディングアシスタントとしても活用していたので、それなりのスピード感で開発できていると思っていました。しかし、「コードをコピペして質問して、レスポンスをまたコピペして…」というのが少し面倒だなと感じていました。
CopilotやCodeiumの導入を何度か検討しましたが、「せっかくChatGPTのPlusプランに入ってるんだから、まずはこれを使い倒そう!」という考えで見送っていました。

ケチやなぁ、、、
そんなとき、フリーランスの友人から「Cursorマジやばいから使ってみて!」と熱烈な推薦を受け、ちょうどChrome拡張機能を作ろうとしており、無料トライアルもあるということから、Cursorを導入していました。
Chrome拡張機能開発での衝撃
料金プランを見てみると、個人開発者にとってかなり魅力的です。最初の無料プランでも十分な機能が使えるので、本格的な導入をじっくり精査することができます。Pro版は月額$20(約3,000円)と、リーズナブルで(ChatGPT Plusプランと同じ)、個人開発や個人利用レベルなら、ほとんどの場合これで十分だと思います。

そして実際の開発では、想像以上の驚きがありました。Chrome拡張機能を作るのは初めてだし3日くらいかかるかなぁと思っていたのが、なんと半日で完成させることができました(笑)。具体的には、拡張機能に必要なwebアプリの調査や、使用するAPIのキー取得や設定、動作確認など含めて合計4時間程度でした。コーディングしている時間は2時間もなかったような気がします。今までのように従来のChatGPTを使う方法だと、最低でも1日はかかっていたはずです。
作成したChrome拡張機能「RefineChat」のソースコードは、GitHubで公開しています。
こちら:https://github.com/sigmakntr/chat-refine
現時点では私が個人利用を想定して作成しているため、APIキーは各自で取得する必要があり、使用量に応じて料金が発生します。また、基本的な機能は実装済みですが、まだブラッシュアップの余地があるため、実利用には使い勝手が良くないかもしれません。RefineChatついてはまた別記事で詳しく紹介する予定です!
Cursorが凄い3つのポイント
- 自動ファイル生成&コード実装
仕様を伝えるだけで、ディレクトリ構成からファイルの作成、そしてソースコードの実装まで自動で行ってくれます。ChatGPTでは手動でコピペが必要な作業も、Cursorなら自動です。CopilotやCodeiumなどのコーディングアシスタントも同じですね。 - コマンド実行の自動化
Runボタンを押せば、必要なコマンドを自動で実行してくれます。開発環境のセットアップやビルドなど、面倒な作業も指示するだけでOKです。 - エラー解決の自動化
これは心底驚きました。エラーが発生しても心配ありません。自動で原因を特定し、解決のためのコマンドやコードを提案してくれます。そこでまた別のエラーが発生することもありますが、その場合も再び原因を特定し、解決策を提示してくれます。

実際の開発フロー
開発経験がまだ2年のぴよぴよエンジニアの私でも、Cursorのおかげで驚くほど効率的に開発を進めることができました。

- エラーが出たときの解決策提案・自動実行 ※承認は必要
- コード修正の自動化 ※承認は必要
- VSCodeライクな使い心地
Cursorは見た目のカスタマイズも柔軟です。インストール時にVSCode、JetBrains(IntelliJ)、Sublime Textなどのテーマから選択できます。私はVSCodeユーザーだったので、VSCodeテーマを選択しましたが、普段使い慣れているエディタのテーマを選べるのも良いポイントですね。
まとめ:Cursorで開発の常識が変わる
正直、これほど開発効率が上がるとは思っていませんでした。特に、エラー解決からコード修正までの一連の流れが自動化されているのは、他のAIコーディングアシスタントにない強みだと感じています。
明日からの仕事は、ほとんどコーヒータイム☕️で終わってしまうのではないのでしょうか()
VSCodeユーザーなら特に、違和感なく使いこなせると思います。開発効率を劇的に向上させたい方は、ぜひ試してみてください!