GIANT TCR ADVANCED PRO 0 レビュー インプレ|アルミTCRから乗り換えて実感したカーボンロードの魅力

自転車

5年間乗ってきたアルミロードバイク「TCR SLR 2」から、ついにカーボンモデルにステップアップしました。今回紹介するのは、2024年11月に納車されたGIANT TCR ADVANCED PRO 0です。初めてロードバイクを購入したときからお世話になっている、愛媛県松山市のSUGIRINさんで購入しました。かなり人気のモデルだったそうで、納車までは2ヶ月ほどかかりました。

価格は約85万円(847,000円)と、ロードバイクの中でも決して安くはありませんが、カーボンフレームとフルUltegra Di2、さらに40mmハイトのカーボンホイールを装備していることを考えると、かなりコスパに優れたモデルだと思います。まだ乗り始めて50km前後のショートライド数回ではありますが、すでにアルミとの圧倒的な違いを実感中です(°_°) 今回は、そのレビュー・インプレをご紹介します!

バイクの概要

GIANT TCR ADVANCED PRO 0は、GIANTのロードバイクラインナップの中でも、レース仕様かつオールラウンドに使える位置づけのモデルです。公式サイトによると、フレーム素材はAdvanced-Grade Compositeという高品質カーボンで、フォークも同素材です。

コンポーネントは
・Shimano Ultegra Di2(電動変速)
・GIANT独自のカーボンホイール(リムハイト40mm)
が標準装備で、実測重量はペダルなしで7.0kgジャストでそうです。ペダルやサイコン、ライト、ボトルケージなどを付けても7.6kgほどに収まっています。

しぐま
しぐま

詳しい情報はこちらから!

デザイン・構造

落ち着きのあるシックなグレーっぽい色で、黒のGIANTロゴで適度なアクセントが入っています。

しぐま
しぐま

このデザインに一目惚れしました(笑)


従来のフレームよりもエアロ性能に優れたものとなっており、PROPELと比較すると空力には劣るものの空気抵抗を抑えながら剛性を高める設計が施されています。ハンドルやフォーク周りはややエアロ形状が強調され、レースバイクらしい雰囲気が漂います。クライムが得意なオールラウンドバイクと言っていいでしょう。

コンポーネント

やはり注目すべきはShimano Ultegra Di2のフルセット。電動変速のスムーズさは一度体験すると機械式には戻れないほど快適です。
また、GIANT独自のカーボンホイールはリムハイト40mmで、純正の28Cタイヤが装着されています。メーカー推奨では25Cも問題なく使用できるとのことです。
このセットアップで合計85万円というのは、他社ブランドで同等スペックを組むことを考えると高コスパだと言えます。

しぐま
しぐま

妻からは「高すぎる!」と言われましたが、そんなことないですよねー()

乗った感覚(TCR SLR 2との比較)

アルミのTCR SLR 2も軽量でコスパに優れた名車でしたが、さすがにカーボンモデルに乗り換えると加速感と軽快さが段違いです。
特に、走り出しのダンシングで、ペダルを踏み込んだ力がダイレクトに推進力へ変換される感覚があります。登り坂では、アルミの時の「ずっしり」とした感じは抑えられている気がします。ヒルクライムが苦になりにくいのは大きなアドバンテージです。

また、ホイールのリムハイトが高いため、平地での巡航速度がキープしやすいと感じます。特に時速35km前後の巡航が楽になり、アルミリムとは明らかに差があります。一方、時速40kmを超えるようなスピード域では、脚力勝負になるため「劇的に楽」になるわけではありませんが、高速域での伸びは確実に向上しています。

メリットと考慮すべき点

メリットはやはり「軽さ」「剛性」「巡航性能」の3拍子が揃っていること。フル電動コンポ+カーボンホイールの恩恵で、登り、平地巡行、スプリントのすべてでアドバンテージがあります。
デメリットは正直今のところ見当たりませんが、唯一のハードルは約85万円という価格帯かと思います。とはいえ、同等スペックで他社モデルをそろえる場合、100万円を超えることも多いので、コスパはかなり優秀だと感じます。

カーボンフレームなので、衝撃や取扱いには十分に注意が必要ですが、定期的にメンテナンスをしながら丁寧に乗れば、長期間にわたって高いパフォーマンスを維持できるはずです。

今後の使用シーン

現在は1回あたり50km前後の短めライドをメインに走っていますが、今年中に400kmライドに挑戦予定です!また、トライアスロンやヒルクライムレースにもエントリーをする予定です!こちらの記事でご紹介した大会です。

アルミからカーボン、機械式からDi2に180度変わったことで、疲労感の軽減や巡行速度の向上を強く感じており、これからのレースやロングライドでどれだけパフォーマンスを引き出せるのか楽しみです。

まとめ

GIANT TCR ADVANCED PRO 0は、軽さと剛性を兼ね備えた、オールラウンドなカーボンロードバイクだと思います!アルミのTCR SLR 2もコスパとバランスに優れた名車でしたが、やはり一段上の走行性能を求めるならカーボンモデルに軍配が上がりますね^ ^
100万円以内、オールラウンド、軽量でクライム向け、フルカーボンのロードバイクを検討している方には、ぜひオススメしたい1台です。今後のロングライドやレース参戦で、新たな発見やカスタムポイントがあればまたレポートする予定なので、どうぞお楽しみに!

タイトルとURLをコピーしました